iPhone修理のガラス割れと液晶割れの違いとは
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多くの質問で、「ガラス割れ」と「液晶割れ」の違いを聞かれます。その違いを説明します。
お店によっては、軽度と重度という表現をするところもあります。
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なぜ画面が割れただけなのに2種類に分けるのか
iPhone修理屋さんは地域によりますが飽和状態です。いかに安く見せるかという手段でこのようなわかりにくい表示になってしまったのではと思います。直営ではないオーナーさんから見れば迷惑しているところが多いと思います。ある意味、業界のドロドロした部分です。
※このようなせこい集客を行わないiPhone修理店もあります
実際は99%以上の確率で液晶に損傷があります。
液晶は目立たないシミなのにガラスだけの交換はしてもらえないのか
装置が高価です。1枚ずつやるということは可能ですが、液晶割れよりも修理価格は上になります。
クリーンルームなどの設備が必要になり現実的ではありません。
画面を回収し使えるものをリサイクルする業者が存在します。
無傷な液晶を買い取るということをしています。この仕組みを利用して画面交換の価格を下げています。
液晶割れはほぼ無いので、ガラス割れの価格を極端に引き下げている業者が多いのが現状です。
中には、ガラス割れと判断しても「液晶が割れていますね」とお客様にいう業者もいます。
ガラス割れとお客様が思い込み、十分な説明がないまま修理を行い液晶割れの価格が請求されることが後を絶ちません。当店では、お問い合わせに対してはすべて液晶割れの価格を提示しています。
店頭に直接ご来店のお客様には、液晶の損傷の価格を提示して、ガラス割れのような場合、お客様の許可を頂き検査します。
それでも液晶の損傷が多いです。当店でガラス割れと判定したものを業者に送ると液晶割れと判断されることがたくさんあります。
リサイクルした画面は再生ガラスとかリペアガラスといわれ、高価な修理価格で取引されています。このような液晶画面を取り扱う業者は少ないです。
ガラス割れ判定の基準
一般的にiPhone修理店が行っている判定です。この中の一つでも当てはまる場合は「液晶割れ」になります。
液晶に線やシミがある
多くの場合は、このような状態で持ちこみされます。ガラスが割れていなくても、液晶の損傷になります。
打ち付けた跡がある
打痕ともいいます。ほとんどの場合は液晶にシミができたり、画面が黒くなり映らないことが多いのですが、稀に画面がきれいに映っていることがあります。後でご説明しますがチェックすると見えないシミがたくさんあります。
フレームから落下している
写真の様に液晶の上にヒビか少なく見えますが、打痕と同じケースと見ています。割れていない部分にシミがあります。
太いヒビかある
このケースの修理依頼も非常に多いのですが、ヒビの幅を見ると太いヒビと細いヒビが確認できると思います。太いヒビは確実に液晶を損傷させています。太いヒビは精密検査しなくても黒いシミや黄色いシミが確認できると思います。
タッチが反応しない画面
原因は様々ですが、全体のタッチが反応しなかったり、上半分が反応しないなどあります。中には、アイコンの1か所だけということもあります。このようなものをタッチ不良といい液晶の交換になります。
液晶が暗かったり、LEDが点滅している
この現象もタッチ不良と同じ判定になります。画面を交換して改善しない場合は基板破損になります。
その他に
水没している液晶、純正ではない液晶も該当します。
大雑把ではありますが、この症状が一般的です。
簡単な検査方法
画面が細いヒビだったり、自撮りのカメラのところだけが割れた場合などは精密検査を行います。
2つの検査をして問題がなければ「カラス割れ」になります。
液晶の上にヒビがなくてもシミがあるかはチェックします。
メモ帳を開く
ここでは、黄色いシミを見つけることができます。また、少し斜めから見て割れている部分に白い光が確認できると液晶の損傷になります。
黒い画面にして、暗い場所で見る
方法としては、黒い写真を撮りその写真を暗い場所で見ます。夜にやってみるとわかりやすいと思います。ここでは、紺色や紫色のシミが見えます。また、LEDの異常も発見できます。メモ帳と同じように、斜めから見て青っぽい光がガラス割れの部分から確認できると液晶の損傷になります。
ガラス割れの安さを求めず液晶割れの価格を見ましょう!
最後になりますが、ほとんどが液晶割れ判定になるということが理解できたのかなと思います。ガラスに傷はなく液晶がつかないというケースでも液晶破損の判定になります。
掲載しているサンプルの写真が少ないのですが、大雑把にわかりやすいものと解説を一言添えさせていただきました。
写真の様に、安いを売りに雑な修理をする業者は絶えません。また、このような業者がお客様をたくさん集めることができていて修理屋さんとして成り立っているのが現状です。正直、スキルの高いお店は集客が上手ではありませんし、利用が少なく消えてしまっているのが現状です。
iPhone修理店はたくさんありますが、ネットの情報よりも知人の紹介や近所にあるお店を利用してみてください。
☆iPhoneX以降は有機ELを使ったものがありますので関連ブログをチェック☆
最終更新日 2020年6月15日
2020年04月13日